2001ティフトン養成 1
(ティフトン苗植え付け+バミュ−ダ種まき)

(前回のあらまし:01.5.13 裸地化したコウライシバ)

 「うまくいけばコウライシバ芝でもウインタ−オ−バ−シ−ディング後裸地化せず・・・」と言う本の言葉を信じて、実行しましたがスプリングトランジション後ほとんど裸地化状態になりました。
 少しだけコウライシバが生えていますが生育の遅いコウライシバをこのままにして置いても、夏全面芝生にすることは不可能です。

 「うまくいけば・・・」と言うことはつまり、ほとんど失敗しますよと言うことだったんですね。
 それならば、コウライシバはあきらめて、ウインタ−オ−バ−シ−ディング可能なバミュ−ダグラスの仲間を養成することを決意しました。

(床土造成:01.5.19)

 枯れた後には除草剤がたっぷり乗っているので、周りのレンガを嵩上げして、2−3cm芝の床土を入れて肥料(窒素8%)を平米150g散布してレ−キがけ後、スプリンクラ−で散水して、植え付け準備完了!
 床土代金5万円!!!

(ストロン苗到着:01.5.19)

 雪印種苗にティフトン419のストロン苗(3倍体なので、種子はなく芝生をばらばらにした状態の苗)を注文しました。
 100平米分でなんと5万円!!!
 写真のような肥料袋サイズが2袋だけです。これだけかよ〜・・・

 甲子園の芝もこれと同じものですり切れに強いので、スポ−ツ競技場によく使用されています。

(ストロン苗到着:01.5.19)

 袋から取り出すとこんな感じです。枯れた茎がかなり(半分くらいは)混じっていて、サッチング粕のような感じです。実際、容積の半分以上はサッチでした。。
 

(植え付け<筋植え工法>:01.5.19)

 植え付け工法は3−4種類ありますが、半分を植え付け工法(15cm幅に3−4cm深さの溝を掘って植え付けて土を被せる)にして、半分をばらまき工法(床土の上に苗をばらまき、1−2cm覆土する)を併用する事にしました。
 写真は筋植え工法です。ものすごく大変で時間がかかりました。

(鎮圧:01.5.19)

 植え付け工法後、コンパネで鎮圧したところです。
(植え付け<ばらまき工法>:01.5.19)

 その上に残り半分の苗をばらまきました。
 苗が乾いて枯死しないように大急ぎです。
 

(覆土・鎮圧<ばらまき工法>:01.5.19)

 砂中心の目土を1cmほど覆土して鎮圧後、散水しました。
 苗に同封の説明書には、「1ヶ月後芝刈りしてください」と書いてあります。本当にそんなに早く苗が伸びてくるのでしょうか?毎日散水して待つことにしました。 

(約3週間後、非常に発芽が悪い:01.6.7)

 30cm四方に1つくらいしか芽が出ていません。しかもこれは、ばらまき工法でごく表面にあるストロン苗からしか芽が出ていません。
 筋植え工法でしっかり土の中に植えた苗は全く発芽していません。参考用にプランタ−に植えた苗も全く発芽する気配がない。。。。

 苗に問題があるのか、気温が低いのか、土に埋めすぎたのか、とにかく生育が異様に悪い!撒き芝1月で結構生育していると能書きをたれた説明書が同封されていましたが、大うそつきです。。素人と思って悪いロットでも送ってきたんでしょう。
 ほとんど裸地なので雑草がすごい勢いで生えてくるので、草引きが大変です。 

(バミュ−ダグラス<サンデビル2>購入:01.6.7)

 ティフトンの生育があまりに悪く、説明書を見ると2−3ヶ月は養生期間でウインタ−オ−バ−シ−ドができるのは、どうも2年目からみたいです。どこかの本に「うまくいけばほぼ1ヶ月で芝生が完成する・・」と書いてあったからこの芝にしたのに・・・・またうまく行けばと言う言葉にだまされたようです。

 ティフトンに葉の質が似ていて、同様にウインタ−オ−バ−シ−ド適合芝であるバミュ−ダグラス<サンデビル2>の種を購入しました。2kgで1万円!!

 これを更にティフトンの上から撒いて何とか早く、この裸地状態から抜け出したい!!!!
 初めからこれにすれば良かった・・・迷走状態に陥ってきました。

(種まきと覆土・鎮圧:01.6.7)

 肥料散布後、芥子粒のように小さい種を3方撒きして、極薄く砂目土を覆土して鎮圧したところです。またまた毎日水撒きが続きます。

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