2002ティフトン+WOS 3
(病害さらに拡大)

(芝刈り前:02.10.15)

 前回芝刈りが10.5なのでぼうぼう状態です。前回芝刈り翌日からエッジだけでなく中心部にも病斑がでてきたため、10.7オ−ソサイド×2000+トップジンM×2000を全面散布しました。
 今回もア−レステイで30mm高に刈ることにしました。

(芝刈り時:02.10.15)

 ア−レステイの刈り跡。これはひどいです。
 芝生が倒れまくってぼこぼこの上、以前から気になっていたことですが刈った後の葉が集草袋横からこぼれて芝生の上に大量に残ります。
 芝刈り機の中心線がうまく刈れずにひどいカマボコ状にです。2個の回転歯の間には10m歩かないうちに刈り葉の屑がたまってこれもかなり悪影響しているようです。生育の良い部分は何度刈り直しても倒れたままで30mmどころか6〜10cmくらいの長さの芝生が残ってしまいました。

(芝刈り時 ナショナルリ−ル式で刈り直す:02.10.15)

 刈り跡があんまりなので、ナショナルリ−ル式で刈り直したところ、鏡のような綺麗な刈り跡で綺麗になりました。ただし、予想通り葉が引きちぎられたような刈り跡でその後の生育が心配です。

(芝刈り後 エッジを決めてみました:02.10.15)

 刈り面が綺麗になったので、今期初のエッジ処理をしました。

(芝刈り後:02.10.15)

 いつもの場所から。

(茶色っぽい芝生に・・ :02.10.19)

 刈った翌日から、さらに病斑が増えてどうしようもない状態です。10.17ダコニ−ル×1000をたっぷりと全面散布して病斑拡大予防をしました。
 それにしても予想したとはいえ、引きちぎるような刈り跡になったため葉先が枯れて、全体的に色が悪いです。

(中心部にも病斑が広がって・・:02.10.19)

 病斑の数は増える一方です。芝刈り後必ず新たな病斑が発生します。
(古い病斑の跡にはテイフトンがはびこる:02.10.19)

 古い病斑の跡のはテイフトンが元気にはびこってきて、見た目は綺麗ですが、ここは冬は枯れてしまうので何とかしなければなりません。
 追い撒きしたした種は発芽しましたが、ほとんどすべて枯れてしまいました。

(芝刈り前:02.10.23)

 今日はア−レステイにしようかナショナルリ−ル式にしようか迷ったあげく、ア−レステイで刈ることにしました。ア−レステイだと芝生がぼうぼう状態になりやすいので、病斑のアラが隠しやすいと、ただそれだけの理由です。

(芝刈り前:02.10.23)

 ぼうぼう状態なので病斑が目立ちません。でもこの状態じゃいつまで経っても芝生に入れないなあ・・・
(芝刈り時 ア−レステイ小改造:02.10.23)

 欠点の一つ、刈り屑が大量に芝面に残ること。これを解消するために芝生がこぼれそうな隙間にガムテ−プでカバ−しました。
 だだ、これだけのことですが、ものすごく効果があり、刈り葉はほとんどこぼれることなく集草袋に収まりました。

(芝刈り時:02.10.23)

 すごくゆっくり刈り歩いて、10m歩くたびに中心部に挟まる刈り屑を除去して丁寧に刈りましたが。どうしても中心部が高く刈り残ってしまいます。従って刈り跡は綺麗じゃありません。

(芝刈り後:02.10.23)

 全体を眺めるとそれなりには見えます。細部を見ちゃダメ
(芝刈り後 :02.10.23)

 いつもの場所から。

(芝刈り後 追い撒き、施肥、殺菌剤散布:02.10.23)

 この日は病斑部周辺を中心に大量に追い撒きしました。前回同様オ−ソサイド液に浸せき吸水後陰干しした種を散布しました。
 テイフトンの生育の良い部分は明らかにビビッドグリ−ンの伸びが悪く、肥料分を競合しているようなので、N4%の有機質肥料を平米70g施肥しました。
 さらに、今まで芝刈り後発病してあわてて殺菌剤を散布してきたので、今回は芝刈り直後にダコニ−ル×1000を全面散布して新たな病斑拡大予防に努めました。

(来年のためにここにメモしておこう)
 多分来年は今年のことを読み直すだろうと思って、自分のために毎年の方針をメモしてきます。
 ・WOSの時期は少なくとも10月に入ってから行う
 ・発芽の灌水は最小限にして発芽が揃ったら乾き気味に管理する
 ・発芽後肥料不足にならないようあらかじめ土の中に肥料分を残してWOSする
 ・第1回芝刈りから10月の芝刈りはあせらずに芝刈り前後十分乾燥したタイミングで行う
 ・10月中の芝刈り直後には予防のため殺菌剤を全面散布する

芝生奮戦記トップページへ