2001 ティフトン+WOS 4
(最盛期から葉色低下)

(芝刈り前:01.12.9)

 去年の今頃のビビッドグリ−ンは、そろそろ葉色が低下してきており、尿素の葉面散布を仕掛けていたのですが、今年のフェアウエイは僅かに葉色低下している程度で、新芽もゆっくりですが伸びています。気候のためか、品種の影響か、肥料の影響か解りませんが、寒さに伴う生育低下と葉色低下がまだそれほど進行していません。少し伸びたので前回から1週間で25mm高芝刈りすることにしました。

(低刈り前:01.12.9)

 芝刈り前けっこう新芽が伸びていました。

(芝刈り後エッジの密度:01.12.9)

 エッジから10cmほどの幅は、エッジを際立たせる目的で種を厚撒きしています。写真中央部が厚撒きしたエッジ部(新芽が多いので明るい密な緑)、右端がエッジ以外の平均的な部分(密度がエッジに比べ低いので親葉の緑で濃く粗く見える)です。

(芝刈り後平均的な部分:01.12.9)

 25mm芝刈り後。

(芝刈り後:01.12.9)

 刈ってみて解ったのですが、少し緑が鮮やかになりました。霜によって葉の先端部が少し葉色が低下していて、刈り取りでその部分が除かれて、緑が鮮やかになったようです。

(芝刈り後コウライシバとの比較:01.12.9)

 写真右やや下部に少し見えている部分がコウライシバです。ほぼ緑は失われています。少しだけ緑に見えるのはフェアウエイのこぼれ種です。
(フェアウエイとベ−ス芝の比較:01.12.16)

 前回芝刈りから1週間経ちましたがそれほど伸びていないので、芝刈りはせず、肥料当たりでフェアウエイが裸地化してベ−スのサンデビル2が露出している部分の写真を撮影しました。
 左半分の緑が暗い葉がサンデビル2、右半分がフェアウエイです。この季節になってもややくすんだ色になっているものの、ベ−ス芝の緑がけっこう保たれているのに驚かされました。試しにフェアウエイの下に隠れているティフトン419も観察しましたが、かなり緑が保たれていました。  

(フェアウエイとベ−スし芝の比較:01.12.24)

 かなり強い霜が降りているのですが、サンデビル2の半分くらいは枯れずに緑を保っています。この部分は直接露出しており霜が当たっているはずなのに一体どうなっているのでしょうか?

(芝刈り前:01.12.24)

 さすがに、葉色が低下して茶色味が増してきました。正月を前に25mmで芝刈りすることにしました。多分春までに最後の芝刈りになるでしょう。

(芝刈り後:01.12.24)

 芝刈りして感じたこと。場所によって葉色低下の程度が違います。土質の不均一性のためか、ベ−ス芝の生育良好な部分が逆にフェアウエイの生育をじゃまして、早く葉色低下を引き起こしているのか、はっきりした理由は解りません。

 これから厳冬期に向けて葉色は低下する一方でしょう。去年のように葉面散布でじたばたせず春を迎える予定です。

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