2000 WOS 2
(発芽から芝生の完成)

(種蒔き9日後のビビットグリ−ン:  自宅にて00.10.9
この日の作業は第1回芝刈り)


 人の高さの視線で見ると、益々完成した芝のように見えますが・・・

(種蒔き9日後のビビットグリ−ン:  00.10.9)

 上から見るとまだまだです。目土を厚くしてしまったところの発芽密度は低いままです。

 (種蒔き9日後のビビットグリ−ン:  00.10.9)

 日向のエッジ沿いでは、40mmの高さです。日陰では70mm高。
 日向は気温が高すぎるせいか、生育が少しいじけています。
 教科書によると、50mm高になったとき、急に刈り高を下げるのではなく、徐々に刈り高を下げて最終的に25mm高にするよう書いてありますが、私の持っている芝刈り機は25mmが一番高い調節位置なので、そろそろ刈りだすことにしました。

 (芝刈り中の芝刈り機刃の様子:  00.10.9)

 芝刈りは困難を極めました。
 コウライシバは、カサカサで非常に刈りやすかったですが、ビビットグリ−ンは非常に柔らかく、葉が細く、しかも水分が多いので、うまく刈れず、葉をつぶしている感じです。
 刈った葉はぐちゅぐちゅにつぶれ、貯葉袋の入り口で詰まってしまい、何度も掃除しなければなりませんでした。
 私は、ナショナルのリ−ル式電動芝刈り機を使用していますが、この写真は固定刃に刈りきれない葉が付着している様子です。次回から、回転刃と固定刃の隙間をがちがちに狭めて、なんとか刈ることができました。

(芝刈り後のビビットグリ−ン:  00.10.9)

 葉先がつぶれて、葉色が悪くなりました。刈ると一層芝がまばらに見えます。でも分けつ促進のため刈らなければ・・・
 この日から、毎日していた潅水を、晴れが2日つずいたら、やるように変えました。

(種蒔き14日後のビビットグリ−ン:  00.10.14
この日の作業は第2回芝刈り+第1回施肥+種まき)


 葉先がつぶれたせいか、葉先から2cm枯れています。生育しているのですが、生育速度はそれほど速くありません。手鋏で刈ったエッジ部分は良く生育しているので、葉先をつぶした影響があるようです。
 芝刈り後、窒素5%の化成肥料を1平方メ−トル当たり70g散布して、濃度障害が起こらないよう、スプリンクラ−で潅水しました。特に、西洋芝は肥料散布むらが葉色に現れ易いとのことなので、種まき同様三方撒きして、均一散布を心がけました。
 芽出しが薄いところに、少し種まきしました。
 

(種蒔き21日後のビビットグリ−ン:  00.10.14
この日の作業は第3回芝刈り+種まき)


 ややぼうぼう状態になり、不均一な芽出しが大分改善されてきました。
 葉は柔らかく倒れ気味なので、踏みつけるのがはばかられます。それで、芝刈りをしました。
 

(芝刈り後のビビットグリ−ン:  00.10.14)

 芝刈りすると、葉色がやや薄く感じられます。
 相変わらず、葉が柔らかいですが、クッションが効いてなかなか踏み心地がよろしい。
 まだ部分的に芽出しが悪い所があるので、少量種まきをしました。

(種蒔き29日後のビビットグリ−ン:  00.10.29
この日の作業は第4回芝刈り)


 かなりぼうぼう状態になり、芽出しの悪いところは無くなりました
 葉色は相変わらず輝くようなグリ−ンですが、緑が濃くなりました。
 前回から低温と雨がつずき、非常に速い速度で生育しています。刈り葉がぐっと伸びるのと同時に、分けつが急激に進んでいるようです。前回25mmで刈ったのが今は1週間で50mm程度に伸びています。

(芝刈り後のビビットグリ−ン:  00.10.29)

 やはり芝刈りすると、葉色がやや薄く感じられます。
 芝も密になってきて、ほぼ完成された感じです。
 部分的にコガネムシの幼虫と思われる食害道がありますが、あまり気になりません。 コウライシバでは気にならなかったのですが、ミミズが糞をした後、踏みつけると、糞の土によって、その部分の芝が土に埋もれてしまいます。葉が柔らかいからですが、その度に土を丁寧に除去しています。
日陰のエッジ部分は最初は良かったのですが、今は生育が明らかに悪いです。

(芝刈り前のビビットグリ−ン:  00.10.29)

 同日、違う方向からの写真です。
 緑が鮮やかなので、花壇のエッジが引き立ちます。

(芝刈り後のビビットグリ−ン:  00.10.29)

 コウライシバに比較して、刈り後のラインがはっきり出ます。その他は、葉が繊細で細い、緑が鮮やか、生育速度が速いので頻繁に芝刈りが必要、芝刈りはやりにくい、葉の水分が多く柔らかい、株立ちなので匍匐性のコウライシバよりエッジの管理が楽、等です。
 柔らかい葉も、2日ほど晴れればかなりしっかりしてきます。しかし、コウライシバのようにちくちくせず、絨毯みたいな感じです。

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