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銚子川の舟渡し について

平成16年7月に《紀伊山地の霊場と参詣道》として世界遺産登録された熊野古道の伊勢路は中世の頃より祈りの道として存在し、その後ルートの変更がありながらも、いつの時代も険しい道であったと言う事です。

江戸時代に入ると道も少しずつ整備が始まり、伊勢神宮参拝をすませた後は観音巡礼ではもっとも歴史が古いと言われる西国三十三ヵ所観音霊場巡礼道として、伊勢路が利用されるようになりました。

神仏習合だった当時、巡礼者たちは熊野三山(本宮、速玉、那智)はむろんですが、まずは一番札所である那智の青岸渡寺を目指し、約千キロにも及ぶ三十三寺の現世御利益を求め、長く厳しい旅を続けたのでした。

さらに熊野古道は生活の道であった事から、巡礼者と村人の様々な関わりが生まれた道でもありました。

今に生きる熊野古道沿いの紀北町・海山区の私どもとしては現代の旅人の皆様に世界遺産の峠道はもちろん、川の渡りと言う道のつながりや、古くから地域に語り継がれてきた民話、また、この地の人柄等を感じていただきたいと思い、この「銚子川の舟渡し」を企画しました。

舟は厳選された熊野杉の100年物により熊野川の船大工・谷上嘉一さんに作っていただいたものです。

江戸時代におこなわれていた銚子川舟渡しは「大水には舟渡し・舟賃三文ずつ(古文書より)」でありましたが、現代の舟渡しでは「穏やかな日に舟渡し、船頭は種まき権兵衛」となっております(笑)。

舟上で銚子川にそよぐ風や、水の透明度、江戸時代の舟に近づけた和舟の感触を感じていただき、当時の旅人も踏みしめた石畳の馬越峠を更に楽しんでもらえたら幸いに思います。

NPO法人ふるさと企画舎理事長 田上  至


銚子川での舟渡し実現にむけて

画像(一部)をクリックするとその日の関連ブログ記事をご覧いただけます

1.調査・研究・検討(平成19年5月〜)


『98歳の長老に聞き取り調査』

『原池の船試乗』

『視察研修 三瀬の渡し』

『苫谷さんと木舟』

『交流空間みやま「川舟部会」で』検討会

2.舟づくり(平成19年7月〜)


『塚本教授と櫂(カイ)』

谷上氏提供写真『製作過程1』

谷上氏提供写真『製作過程2』

谷上氏提供写真『製作過程3』

『完成!』

3.進水式/馬越峠夏祭りにてお披露目(平成19年8月26日)


『安全祈願の祝詞をあげてもらう』

『いざ川へ』するするどば〜ん

『初漕ぎ』

『権兵衛船頭舟にのる踊り娘権兵衛たち(笑)』

『馬越(まごせ)と命名』

4.漕ぎ方練習(平成19年9月〜まだまだ練習中〜!)


『谷上氏より技の伝授』

『櫂の漕ぎ方の特訓』

『熊野川舟の勇姿谷上氏作』

『銚子川で漕ぐ練習』

『珍客も練習参加♪』

5.小道具・大道具づくり(縁の下の力持ち)


『大道具』で大活躍!大工の直江友喜さん

『市木木綿の巾着製作』理事長母・田上よしさん

『暖簾(のれん)と幟(のぼり)』書道家 直田慶二さん

『旅のおもいで古道宝銭』石倉豊生さん

『権兵衛衣装』地元の権兵衛保存会のご好意で拝借しています

6.舟はこび


『玉津土建さんの2tトラックで』

『トレーラーを購入!』

『トレーラー出動〜♪』

『軽快に地上を走る馬越』

『オーライオーライ慎重にね』