路傍に目を惹く「アケボノソウ」
リンドウ科
山の谷間に生える越年草で高さは約60cmぐらいになります。
この花を見つけるとなぜか異様に惹きつけられますが、 花びらにある鮮明な黒点と大きな「蜜腺」が目をひくからだと思います。 花びらにある黄緑色の2個の大きな斑紋が「蜜腺」ですがここから甘い蜜を出しているようで、以前大台ケ原の麓付近で蟻がいっぱい集まっているのを観たことがあります。
牧野の植物図鑑によると花の色が明け方の空を彩り、花びらに散在する細点を暁の星と見立てて名付けたのではないかと書いてありました。
「曙草」 本当によい名前ですね。
海山町では、「魚跳」あたりの道端で観たことがあります。
植物にはさまざまな形態がありますが、このように花びらの部分に蜜腺を持っているのも不思議ですね。
2000.12.