私たちの銀河系によく似た
 「 アンドロメダ座大星雲」
  
 
 大きさ・・・・・直径 約10万光年

 形 ・・・・・・・写真は斜めから見ている姿で
         本当は円盤状をして渦巻いている。
         私たちの銀河系とよく似ている

 地球からの距離・・・・・約230万光年

 明るさ・・・・・・4,4等級

 場所・・・・・・・アンドロメダ座にある。
         月の出ない晴れた夜ならば
         小さい雲のように淡い光を放っている。

 星の数・・・・・約2000億個といわれている。

 見える時間帯と方位
      1月の中旬 20:00頃では
      西北西の空で高度は約50°
 

     
地球から少し離れたところから地球を見ると、太陽を中心にして回っている太陽系の姿が見えるだろう。
もっと離れれば渦を巻いて回転している銀河系の姿が凸レンズ状に見えると考えられる。
しかしもっと離れた場所から見ることができるならば、銀河系とこの「アンドロメダ座大星雲」が海洋に浮かぶ島のように見えるのではないだろうか。
宇宙空間には、このような天体の集団があちこちに点在し限りなく広がっているのだろう。
また、それぞれが運動し、広がり続けているとも言われている。
したがって、宇宙は巨大なエネルギーを持った存在でありその中の小さな空間に我々の集団「銀河系」がある。

戯言(たわごと)
私たちは、父母から生まれて現存しているのだが、体の一部、たとえば髪の毛や爪の一かけらがどこから生まれたかをたどれば宇宙に存在した粒子といえるのではないだろうか。
150億年ぐらい前に宇宙のどこかでビッグバンが起こり、宇宙空間に散らばった粒子が集まり天体ができた。その中で生命体発生の条件に合致したところで生命体が生まれ、進化を遂げて現在に至っている。
宇宙空間に存在する原子は、水素やヘリウム原子のように簡単な構造のものが多いが、天体の爆発や衝突で新しい元素が生まれたとも言われている。
地球の場合も生命体を作り出す元素が存在し、太陽から絶好の距離を隔てたことでこのように美しい生態系を創り出したのではないだろうか。
地球上の生態系は、自然によって創り出されている。
しかし、人間の力、影響力が大きくなりその生態系が破壊される危険性も出てきているのが現状ではないだろうか。
天体の寿命は約100億年ぐらいのものが多いが美しい地球の寿命もあと約50億年ぐらいといわれている。
私たちは、このような宇宙空間の中で生存しているわけであるが、時空を大切に正しく考えて美しく、幸せに生きたいものである。
冬の星空は美しく、銀の粉をちりばめたような小さな星や大きく輝く星たちもみごとである。
特に、夜明け前に眺めていると別世界へ来たような気分になれる。
寝床から眺める星空もすばらしいが、つい星空に誘われてパジャマ姿のまましばらく戸外に立ちつくすことも何度かあった。