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『 アシタバ 』 セリ科 シシウド属 Angelica keiskei
アシタバ (10月) |
茎の切り口(黄色の液が滲み出る) |
今日切り取っても明日には再生するところから「明日葉」と名付けられたと言われている。
本当は2〜3日かかるけれど確かに強い多年草である。
関東南部、東海、伊豆諸島などの海辺に生えている。
若葉は汁に入れたり、天ぷらにして美味しく食べられる。
少し癖のある味だが慣れてくるとおつな味だと思う。
伊豆七島の民宿などでは必ず出される料理だと聞いている。
8月から10月頃に淡黄緑色の小さな花が傘形状に咲く。
花を支えている枝の基部には、舟の形をした包がある。
「ハマウド」とよく似ているが次の点で見分けられる。
・茎には筋がない ハマウドには赤紫色の筋が入っている。
・茎や葉の切り口から写真のように黄色の液が滲み出る
・花が咲く時期が8月から10月頃だが、ハマウドは4月から6月頃。
・花の色が淡黄緑色 ハマウドは白色
東紀州ではあまり見かけないけれども、和歌山県潮岬あたりまで行くとたくさん生えている。
季候はよく似ていると思うけど環境要因の違いだろうか?
2004年には、海山町の浜辺ですごく生い茂った「ハマウド」の群落を見かけたが、2005年には株数が
激減している。 どのような要因なのか不思議である。
東紀州でも栽培するとよく育つので畑で作り毎日のように食事に供している。
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