「アゼトウナ」        リンドウ科

























 伊豆半島から西の太平洋岸で四国九州あたりまで自生している。
畦とは、田の境目にある畦とか畦道を意味するように思われるが「万葉集」には「あざ」とか「あず」と言う言葉が出ておりこれが転じて「あぜ」になったとも言われている。 ここで使われた言葉は海辺の崩れた崖を意味したらしい。  東紀州では海辺の崖や岩の割れ目などで見かける。
「とう」は中国の唐を意味し、「とうな」は漬物用の唐菜に似ているところからきているらしい。
花びらは、ジシバリやニガナにも似ている。  頭花は舌状花で構成されている。
仲間には「ワダン」「ホソバワダン」「スイラン」などがある。
キク科 アゼトウナ属  花期は10月〜12月