ビロードハマキ 」       

             Cerace xanthocosma Diakonoff         ハマキガ科 
         
     
 背面 腹面
 
   随分昔になりますが、庭にひょっこりやってきた珍しいハマキガです。
  長期間保存した標本なのでかなり劣化していますが、何とかビロードハマキの特徴
  はつかめるのではないかと思います。 
   分布は広く本州、四国、九州、対馬、屋久島、中国などと言われていますが、成体
 を観るのは珍しく自宅でもはじめてみましたがその後見つけることはできませんでした。
   幼虫の食餌植物は カエデ、ツツジ、アセビ、ツバキ、カシ、ヤマモモなどと言われています。
  幼虫は葉を合わせた中に入っているようです。
   成虫の出現する月は6〜7月、9月〜10月のようです。
  自宅の庭で見つけたのは 2000年7月2日です。  
  図鑑などで見ると鮮やかな彩りがあり、美しい蛾です。


   自然の造形や色彩には、いつも感心させられていますが、このビロウドハマキも
  生きることとどのように関わっているのか分かりません。  
  考えればふしぎな模様です。