「 簡易分光器 」     
簡易分光器
直方体の紙箱の両面に
穴を開けている
CD-ROMの記録面が相対するように配置してその真ん中に遮光円盤を置く 日光の分散 蛍光灯の光を分散
  昨年11月に小学生を対象とした理科工作で「座りこま」を作る機会がありました。
 そこでコマに貼り付ける画像としてニュートンの七色盤を用いてみました。
 確かに色が消えていく様子が観察できますが、客観性をもたせるために日光をプリズムで分散させ、日光にも色が含まれていることを確認し、凸レンズで集めて再び色が消えるなどの実験もしました。
 しかし、曇天になるとこの実験は難しいので曇天でも実験ができるこの「簡易分光器」を試作しました。 

 光の色と関連づけながらコマを回転させてみる実験でしたが、みな興味関心をもって取り組んでくれたので楽しいひと時を過ごすことができました。
 手持ちで撮影したためにぶれがひどくなってしまいましたが、実際には連続スペクトル(日光)と線スペクトル(蛍光灯)のちがいが明確に出ていた。
私達が見ている光のなかで、色が見えない光にも色が含まれていることから虹の七色へと発展できればと考えている。
また、道ばたに落ちているガラスのかけらが宝石のように輝いていることについても考えを発展させたい。