しくみを単純化した 「 電動体 」       

 
短い導線と磁石を使った電動体      
   材料
台・・・・・・・45x70mm
支柱・・・・・12x12xh35mm
磁石・・・・・ボタン型1個
導線・・・・・電動体用 長さ150mmの錫メッキ線
支持板・・・銅板に導線をハンダ付け
支持線・・・70mmの錫メッキ線に導線をハンダ付け


 電動体(錫メッキ線)を上図のような形に曲げるための用具

 厚紙かベニヤ板を使い赤い点の部分に釘か画鋲をさす。
 導線は釘(画鋲)の部分で曲げて電動体の形を整える。


  電流と磁界 →→→ 力 →→→ 回転運動
  「実験の研修講座」をもつ機会を得ましたので、最近考えた実験教材のなかから一つ取り上げてみました。
小中学校では、指導要領の改訂などによって理科の教材もずいぶん変化していますが、考える力、生きる力を重視するには実験観察が何より大切であると考えられます。 しかし、限られた時間の中での指導には様々な困難があることも事実ではないでしょうか。
そこで、教科書などで扱われてきたモーターよりも簡単で短時間に工作が出来る教材を考えました。
 留意したことは、考えが飛躍することなく着実に学習過程を進められることと、発展性のある実験教材であること等を主に考えてみました。
勿論、この教材は「エールステッドの実験」「電気ブランコ」中学校だったら「フレミング左手の法則」などを経て導入すべきであると考えます。
電源は、3Vの直流を使いますが乾電池か小型電源装置を利用します。

磁石と電流の作用によって回転運動が続けられることが理解でき、電動機等への発展教材として扱えると思います。