「
電流と磁界に関する工作
」
電流と磁界に関する実験、工作について
A,、Bは 公開展示用に製作したもの ・・・・・直流電源装置を使用する
Cは 工作用に製作 Dは Cの回転部作成のための治具である
小学生以上を対象として試作した作品である。
右の写真は、回転部(銅線)を巻き付けて形を整えるための
治具である。
前回、『電流と磁界に関する実験』でとりあげた装置について、小学生でも興味関心がもてるようにと試作した。
上部写真のA,Bは 公開展示用に試作したものだが、右側の写真は理科工作として考えてみた。
理科工作として考えたのは、前回の電流と磁界に関する実験で示したものとほぼ同じであるが、小学生でも手作りができるように治具を付加した。
右の写真にあるように塩ビ管を板の貼り付けて銅線を巻き付ければ回転体を仕上げることができる。
材料 ・ 電池(単3)1個 ・ 磁石(ネオマグ)or(フェライト) ・ 銅線 23cm(片方をとがらせる) ・ 基盤(ベニヤ板) ・ ボンド
治具 写真に示したようなものを作成
機構はきわめて簡単で容易に製作できるが、イベントなどで実施する場合は、下記のことについて特に十分注意を促したい。
◎ 磁石がかなり強力のため注意 ・ペースメーカーなどの医療機器を付けている人に近づけない。
(ネオマグ使用の場合) ・飲み込むと危険であるから小さい子の手の届くところに置かない。 板に貼り付けて固定しておく。
・手、指など挟まれないように注意する。
・磁気カードなど磁気記録媒体、電子腕時計、パソコンなど電子機器に近づけない。 (磁気破壊の恐れ)
◎ 回転部は実験するときだけセットしてそれ以外は必ず外しておくこと ※ 磁石、銅線が過熱する
◎ 実験装置の配布については、学年に配慮し、特に低学年、幼児の場合は保護者に渡し責任をもってもらう。
※ フェライト磁石でも十分に実験ができたので小学生以下であればフェライト磁石を勧めたい。
フェライト磁石の表面が絶縁体で外装してる場合は、はぎ取るか、導体を貼り付ける。 ニッケルメッキしてあれば最適。
電池の外装をはぎ取ると+極になるので電池を逆にしてその部分を接点に使う方法もある。