「
フレミング左手の法則検証実験装置
」
磁場の中で電流を流すと力が生じることを理解させるための実験器である。
従来は、電気ブランコなどを使ってフレミング左手の法則を説明していたが、磁界の向き、電流の向きを簡単に変えて
連続的に観察ができるように工夫してみた。
できるだけ単純化し、回転運動を付加することによって生徒たちの関心が好奇心、創造性へと発展することを期待している。
特に工夫した点 ・ しくみを単純化して検証のポイントを絞る。
・ 磁界と電流が作用する瞬間だけ電流を流す。
・ 磁界の向き、電流の向きを変えることでどのように力が作用するのか検証、実験の過程を重視。
・ 生徒の疑問を喚起する。
作動としくみ ・ 電源(A,B)には直流6Vを使うが、3Vでも作動した。
・ 磁石(N、S)は、鉄板に吸着させているので簡単に向きを変えられる。
・ 回転部(A’、B')は、支柱上部の針で支えている。
・ 電源(A,B)の接続を変えることによって、電流はA’、B'間で向きを変える。
・ 通電は瞬間的であるが、できるだけ回転抵抗を少なくする工夫をした。 (接点部の位置)
実験について留意していることは
・ 単純化して目標を明確にする。
・ 結果よりも実験過程を重視する。
・ 実験後、好奇心の喚起、新しい発想の展開を期待したい。 オープンエンド