「 ゲッケイジュ 」 (月桂樹)   クスノキ科    
 

               雌花
オリンピック競技の名誉の表象に使われることで有名だが、葉は料理(ソースの香料)にも使われ、香料(香水べーラムの原料)としても有名である。      葉は、料理の香料として「ローリエ」と呼ばれている。
古代ギリシャでアポロン競技の際優勝者にゲッケイジュの枝葉で作った輪の冠を与えたことから戦勝者や詩人の栄冠としても使われている。 西洋では装飾にも用いられている。
この木は、亡き母が健在の時に九州から我が家に来て、料理に使えるからと植えてくれたものである。
植えたときは小指ぐらいの太さしかなかったが、今では幹周りが36cmにもなり4月には小さな黄色の小花が満開になった。
葉は傷つけるとさわやかな香りがする。   母が料理好きだったことなども想い出すこの頃である。
一生懸命料理をしてくれたときなどあまり感謝の言葉もかけてやれなかった自分を大いに反省している。
九州に帰省したときにも食材を苦労して集めて料理してくれていたことが今にしてわかる。
 本当に申し訳ない。
 我が家ではカレーライスの時によく使っているが、乾燥したものは保存が利くので大変重宝である。
地中海沿岸原産の雌雄異株。   日本には1905年頃渡来している。