「 皆既月食」    2007年8月28日


20:24


20:27

 
          21:20 (眼視ではほぼ終わりに近い)  


20:48


21:10
8月28日は皆既月食が見られる日であったが、天気予報では曇りか雨であったので一時あきらめて他の会合に参加して しまった。
 しかし、会議が終わり帰宅してみると「皆既月食」が東方にはっきりと見えるではないか。
早速ベランダに自作の望遠鏡をセットした。   何も準備をしていなかったので小型望遠鏡にコリメート法でデジカメ
を用意して手持ちで撮影したものである。   写真撮影は上に示すように不鮮明であるが、20:21から21:27までたっぷり
月面が変化していく様子を観望することができた。  特に、地球の影に入った月面は、まるで卵を光にすかして見ているか
のように感動的な姿であった。
 まわり込んだ光で浮かび上がっている赤銅色の月はまさに絶景である。
月の満ち欠けに見られる地球照による色とは異なる色である。
 もしも地球に大気がなかったら、もっと鮮明な影が映るのではないだろうか.  いろいろと想像する。
今回の皆既月食は本影が深く入り込んでいるので皆既食も長い時間続いたが、本影に深く入り込んだ部分は黒ずみ、本影の
縁に近づいている部分は明るくなっている。
次に日本で皆既月食が見られるのは、2010年12月21日になる。
月食の現象については説明するまでもないが、月は一番身近な天体であり我々人間をはじめ地球上の
すべての生命体が何らかの影響を受けている。 

天体望遠鏡  口径50mm f 540mm  屈折式自作望遠鏡     カメラ Nikon coolpix7900
                   手持ちでコリメート法撮影
 「地球照」(アースシャイン)・・・・・地球の昼側の部分による反射光

今月は余分に項目を出してしまって申し訳ないが、あまりにもみごとな観望ができたのでアップした。