「 ハマアザミ(浜薊) 」




 「 ハマアザミ 」
                                            
 早春とはいえまだ肌寒いこの頃ですが、黒潮が打ち寄せる紀州の浜では新たな生命力が噴き出すかのように「ハマアザミ」が新芽を出し始めました。
 朝日を受けて葉は光沢を増し、棘も一段と鋭く感じます。

 根がゴボウのような形をしているので浜牛蒡とも呼ばれています。
 根は香味があって食用とされます。
 最近では採りに来る人もあまり見ませんが昔は食用に採りに来る人たちも多かったようです。
 それにしてもこの新芽の輝きは他の雑草の中で際だっていますね
 そう言えば、アザミの歌もありましたね。

 
山には山の愁いあり 海には海の悲しみや 
 まして心の花園に 咲きしアザミの花ならば
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