「 ハマゴウ 」の果実
      
砂浜を横にはうように茎を伸ばし、根を下ろしていく。 果実は球形で径は約6mmぐらいである。 香気があり薬用にもされる熟した果実「蔓荊子」
 
  「ハマゴウ」については以前(NO.36)に出していますが、今回は「果実」です。
 この写真は紀北町船越中熊海岸で12月1日に撮影したものです。
 ハマゴウは大変強いクマツヅラ科植物で台風などでハマの植物たちが大波にさらわれた後でも力強 く根をはり再生してきます。
 左の写真にあるように根を直線状に伸ばしてきて繁茂しています。
 花も紫色のきれいなものでしたが、近づかないと美しさを確認できないでしょう。
  果実もあまり目立たないので特に関心を持たれていないようですが、乾燥させたものは漢方薬の
「蔓荊子」と呼ばれて滋養強壮、解熱、消炎などに使われています。
 また、枕に入れたり、入浴剤としても使われているようです。  
 独特の匂いがあり癒しの一つとして使えるのではないでしょうか。
 ハマゴウは、浜香から来ているようです。