「 反応時間測定器 」  落下距離で時間を計る    
   
     上部に落下体を支えている状態

 A ガイド棒   B 被験者がつかむ位置   C 落下体    D 落下時間目盛
下まで落下したときの状態 

  2012年9月には 147『落下距離による時間の測定』、   2014年4月には 166『指を動かす時間』 を取り上げているが、
 今回は 小学生低学年でも簡単に工作ができて、あまり費用がかからない方法を考え試作した。
 科学工作イベントなどを想定して試作したものである。

   1 左写真のようなしくみであるが、先ず測定者は被験者の指がBの位置にあることを確認し落下体を後側からつかみ支える。
   2 被験者は、落下体をよく観ているが、測定者が落下体を離す時、落下の動きを見てその瞬間にガイド棒をつかむ。
   3 落下体が止まった位置で落下体上部と目盛りから反応時間を読み取る。

   眼で見て→→→脳に伝わり→→→脳から指先まで伝わり→→→指が動く  

   感覚神経によって脳に伝わり指が反応するまでの時間を測定する。


  落下距離から反応時間を読み取るものであるが、落下時間と落下距離の関係は、下記のようにして表示したものである。

     落下距離   S=1/2 g t2       g は 980cm/sec2 として略算した
      
  時  間 (秒)    落 下 距 離 (cm)
   0.10      4.9   
   0.12       7.05
   0.14       9.60
   0.16      12.5
    0.18     15.9
    0.20     19.6
   0.22     23.7
   0.24     28.2