「 彼 岸 花 」      
 

 赤色が極端に目立つ「彼岸花」です。
別名”曼珠沙華”、”佛花”、”霊花”、”死人花”、など死に関する名前があり墓に植えられることが多く、日本ではあまり好まれない花です。 このほかに”狐のタンポポ”、”狐のカミソリ”、“狐のかんざし”、”狐花”等の異名もあります。
何もないところに突然葉も付けることなく赤い花を咲かせるからでしょう。
 しかし、外国の人には違った印象があるようです。
ずいぶん昔になりますが、小中学校へ英語指導に来ていたアメリカの女性はこの花が大変好きだと言っていました。
曼珠沙華とも言いますが、天国の花の意味です。
彼岸花の彼岸は、此岸に対して仏教では理想の境地を指しています。
原産地は中国の長江(揚子江)流域だと言われています。
仲間には「キツネノカミソリ」「ナツズイセン」「シロバナマンジュシャゲ」「ショウギズイセン」がある。