芳香を放つ「ヒヨドリバナ」
「ヒヨドリバナ」は 道ばたなどでよく見かける植物ですが、葉を少しもんでやると数分後には桜餅のようなよい香りをかぐことができます。
同じように強い香りを放つフジバカマは同じ仲間ですが、残念ながら野生のフジバカマはこの近くでは見かけません。 昔は着物の中に偲ばせたり入浴剤にも使ったことがあるようです。 フジバカマにはかないませんが 一度この匂いを試してみてはいかがでしょうか? 本などに挟んでおくと長く香りを保てます。 しかし、採取時期か土壌の性質等によって香りの強さが違うようです。
写真は2004.10.15.採集 半分乾燥したぐらいの時にも桜餅のような匂いがしました。
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「ヒヨドチバナ」の名前は、ヒヨドリの鳴く頃に咲くからと言われていたが、最近の図鑑によると「火取花」からきているらしい。
咲き終わった花がらや葉を乾燥すると火がつきやすく、火おこしに使ったからだろうと言われている。
火打ち石を使っていた時代には火をおこすのも大変なことであったのでこれを使ったのではないだろうか。
右の写真は、葉が変異しているもの?
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