「 ホオノキ 」の若葉

  萌える若葉      ホオノキの若葉 昼食の「おにぎり」

           朴の若葉はほんとうに美しい。
           
            モクレン科の落葉高木で高さは約30m、直径1mぐらいまでになることもある。
           葉は単葉で互生し枝先に集まっていることが多い。
           若い葉は写真のように紅色を帯びている。   葉は大変大きくて長さ40cm、幅25cm位までになる。
           表面は緑色で無毛だが撥水性があり、雨後など水滴が球形になって乗っかっていることがある。
           裏面は灰緑色で細い毛がまばらに生えている。
           5月頃には枝先に強い香りの大型の白色花を咲かせる。
           しかし、花を咲かせるまでにはかなりの養成期間が必要らしく庭のホオノキは25年になるが未だ花芽を
           つけてくれない。  立派な成体になることを祈りじっと待つしかない。
           材は柔らかく緻密なので版木や刀のさやに使われている。
           古名の「ホオガシワ」は葉に食物を盛りつけたことからだろう。
            
            樹木の中でも好きな木の一つだが、食事の時、葉に旬の好物を並べることも多い。
           晩酌の肴なども朴葉の上にならべると一段とひきたち自然に近づくような気分になる。
           花は樹上に咲きよく目立っているが、高いので近くで見る機会は少ない。