葉がフタバアオイの葉の形に似ており、春まだ肌寒い時期に花が咲くから名付けられたと言われている。 葉が多肉で艶があり脈がくぼんでいる。 花のように見えるのは「がくへん」であるが地面にくっつくような形で咲いている。 大変地味な色かたちで花とは思いにくいが「がく筒」の中におしべ、めしべがある。 繁殖力が弱いと思われるが、紀州地方では山道などでも時々見かける植物である。 あまり目立たない場所にいるが此処がカンアオイにとって最も暮らしやすい場所なのだろう。