漢名では、キランソウのキは金、ランは瘡、小草 と書くと言われている。
花の下側の方が唇弁のように発達している。 唇弁は蘭の花のようである。 金瘡小草
花が紫色なので紫蘭層と名付けられたとも言われている。 シランソウがキランソウになったのだろうか。
キランソウの別名は、「地獄の釜の蓋」だが、キランソウを煎じて飲むと病気が治まり地獄の蓋が閉まって死ぬことはないと言われる。 咳や解熱の薬効があるそうだ。
本州、四国、九州などに分布している。
地面にへら状の葉を展開して蓋をかぶせたようであるが、紫の花がよく目立っている。
花期は3月〜5月。 紀北の地でも普通に見られる。 |