『 キササゲ 』   のうぜんかずら科


                               
              
                

















道ばたに「キササゲ」が育っていたので撮影しました。
 花もよく目立ち、果実もササゲによく似た形で垂れ下がります。
昔、キササゲ材を漁師がエビ網などのウキとして使っていたと聞いたことがあります。
 「ダツ」と呼んでいましたが、ウキに桐を使うと確かに比重は小さいのですが、吸水性があるのでエビ網のように一晩中海中に沈めておきまた翌日使うとなると浮力が減ってしまいます。
 そこでこの「キササゲ」を使っていたようです。
 吸水性が小さく、しっかりした堅さを持っているのでウキ(あば)としては上等です。
 また、対生につく葉、形のよい樹形、目立つ花などが好まれて庭木やアメリカキササゲは街路樹としても使われたようです。 果実は腎臓病の薬となります。
ノウゼンカズラ科の落葉樹。 中国南部の原産