回転体の実験

 
  約10分間、回るコマをつくる


写真1
 「長い時間回りつづけるコマ」
直径・・・25.5cm
重さ・・・  約 1kg
手回しで10分間は回転を続けます。

           写真2   
「回転体実験器」
      左がオリジナル、右は内田洋行が製品化しカタログに掲載中のもの

  この世の中のものはすべて回転していると言ってもよいのではないでしょうか。 小は原子の世界から大は天体、宇宙に至るまですべてのものが回転運動しています。
   

天体の自転

27日

太陽

25.38日

水星

58.6462日

金星

243.0817日

地球

0.9973日

火星

1.0260日

木星

0.4135日

土星

0.4440日

天王星

0.7183日

海王星

0.6713日

冥王星

6.3872日


  私たちの銀河系も太陽系も回転しています.
 
  ・ 上記写真1の「長い時間回りつづけるコマ」は、小学生実験教室のために作ったものですが,コマが回りつづけると言う性質を理解するには少なくとも2分間以上の回転はほしいと思います。 これはデモ用ですが簡単に製作できるコマは理科教材としても面白いと思います。

  ・ 写真2の「回転体実験器」は,以前に中学校理科実験教材として考案したものですが左側のものが試作品,右は内田洋行(理科実験教材を全国に販売,教職員発明展を実施)が製品化して平成9年から販売しているものです。
  回転体が直進運動する場合、回転軸の向きを保つことは教科書などでも扱われることですが,この実験器は回転方向と運動方向がどのようにかかわるか実験できます。 回転を逆の向きにして転がすと不安定になります。

  ・ コマは遊びとしても実験としても面白いものですね、いろいろなコマを作って子供たちの好奇心から新たな発想へ広げられたら素晴らしいですね。