地平座標用 「 高度計 」  をつくる    
 
 以前に天体を探すための「高度計」(No.51)を取り上げたが、少しだけバージョンアップしてみた。
 主な仕組みは次の通りである。
 
   A 透視型LED反射板 Bの発光ダイオードを反射し天体と重ね合わせる。
   B 発光ダイオード
   C 発光ダイオードスイッチ
   D 目盛り板照明用発光ダイオード
   E オモリ 天体の高度によって自由に動き目盛板の位置を決める。
   F 目盛板反射鏡 天体高度の目盛り、基準線を反射する。
   G 高度を示すための目盛り
   H BのLED光がAによって反射されたものと天体の光が重なり合うように目にはいる。
   I  指示された目盛りがFによって反射され、上部の回転鏡により反射されて目にはいる。
     回転鏡は歯車によって回転角度を減少させている。

   H と I を確認することによって天体の高度を測定する。
   Hを天体にあわせるように高度計を指示すれば、そのときの高度は目盛り板から読み取れる。

 観望会などでは、地平座標(高さと方位)によって天体の位置を示す場合が多いが、その時に使いたい道具である。    特に、曇天で天体が一つぐらいしか出ていないときには星座から探すことはできず方位と高度によって確認する場合が多いと思う。