「 万華鏡 」 をつくる      
   
 限りなく変化していく姿が素晴らしい!
      
 依頼を受けて、小学生(低学年)を対象にした工作教室を開くことになりました。
今回は「万華鏡を作ろう」ということで募集されましたが予定よりはるかに多い応募がありました。
会場も狭く最初の計画通りには出来ませんでしたが、なんとか実施することにしました。

 小学生47人、保護者13人   計 60人
 作成した万華鏡・・・・・・・写真A

  工作教室で用意した主なもの
 材料   ・プラスチックミラー  180枚 + 9枚
       ・ベニヤ板       180枚 + 9枚  (一部厚紙利用)
       ・セロテープ
       ・画用紙、厚紙
       ・ビニール透明板
       ・半透明ビニール布
       ・粒状のもの  (アクリル、ガラスなど写真の瓶の中)

 準備物  ・説明用ミラー2枚
       ・説明用万華鏡 2 (写真Bと回転台上)
       ・万華鏡回転台 (写真参照)
       ・デジカメ (写真参照)
       ・照明スタンド (写真参照) 

万華鏡は1816年スコットランドの物理学者デイビッド ブリュースターによって考案され「カレードスコープ」という名前で発表された。    Kaleidoscope 美しい、形模様、見るものを元に造語された
彼は燈台の光が遠くまで届くようにするために鏡を使って工夫していたがその時にこのしくみを見つけたらしい。
日本には3年後の1819年に入り明治時代には「百眼鏡」と呼ばれていた。
その後改良され「万華鏡」として広まった。

万華鏡作りの概要
・ ねらい
  「物づくりの楽しさ」を体験し「発想を広げる」ことの大切さを理解させたい。
  普段使っている鏡を複数利用することによってたくさんの像をつくることが出来るが、これを活用したのが万華鏡である。
  出来ればしくみなどを変形して新しい万華鏡へと発展させたい。
  ・粒のもの、貝殻、紙切れなどを変えてみる。
  ・鏡の大きさ、形などを変えてみる。
  ・前部を開けて、自分の指、液体の中を動くもの、動物などを覗いてみる。
  ・光の種類を変えてみる。
  ・ケース部を透明なもので作る。

・ 展開
  1 鏡にものを映す
  2 複数の鏡に映して像の変化を見る。
  3 工作  (1)ベニヤ板に貼り付けた鏡3枚で三角柱を作りセロハンテープでとめる。        
         (2)画用紙を巻いてしっかり固定する。
         (3)前部に紙片、粒などを入れるケースを作る。
         (4)のぞき窓をつくる。
         (5)全体を綺麗な紙で包みこむ。
  4 観察  (1)万華鏡を使って観察する。
         (2)デジカメを使い万華鏡の像をプロジェクター投影する。

・ まとめ
  万華鏡についてわからなかったことや質問を聞き、出来れば万華鏡を中心に話し合いをしたい。  
  また、自分で工夫してみたいという気持ちを喚起したい。

※ 工作説明についてはプリント配布