中秋の「名月」素敵!  











旧暦 8月15日 
月齢 14.0
満月 8月7日12時13分 

 撮影
 2006.10.6.
    22:00 
 カメラ
 coolpix7900
 天体望遠鏡
 口径50mm f 500mm
 コリメート法
  
    

  2006年10月6日 「中秋の名月」は見事であった。
 雨上がりの雲一つ無い澄んだ空気の中で天空に浮かぶ名月は まさに名月。
 以前にも「満月」を掲載したが、あまりにも美しかったので再びとりあげてみた。
 予定していなかったので急遽、小さな望遠鏡(口径5cm、焦点距離50cm)を
 使いコンパクトカメラ、コリメート法で撮影した。
 風が強かったので眼視ほど鮮明には撮れなかったのが残念。
 月は地球に最も近い天体である。 私たちの日常生活とも深い関わりをもっている
 がこのことについては以前「暮らしに関わる月」で述べているのでここでは月面に
 かかわることを主に取り上げてみた。 
 満月は太陽光が真正面から当たるので月面の凹凸(クレーターや山脈など)が
 あまり目立たない。
 しかし、次のような場所は判別できると思う。
 ・神酒の海 ・豊の海 ・靜かの海(1969年7月20日アポロ11号が着陸)
 ・晴れの海 ・危機の海 ・嵐の大洋 ・雨の海 
 ・雲の海 ・湿りの海 ・虹の入江(下部に見える、湾のように美しい) 
 ・クレーター
  コペルニクス アリスタルコス ケプラー アルキメデス ラングレヌス 
  フェンデリヌス プラトー  オートリクス グルマルディー
  
  ティコ 上部にある直径90kmの新しいクレーターで約2億年前にできた 
        隕石が落ちた後、飛び散った名残の光条が月面全体を覆うようにはっきり見える。
   アリスタルコス  
         右下に最も明るく輝いているクレーターでまぶしくさえ感じる。
   コペルニクス
         中央より少し右下に見える大きなクレーターが「コペルニクス」である。
         約10億年前に出来た直径90kmのクレーター。
         月には大気が無く雨風に浸食されることもないので長い年月の間光条が残っている。
         光条はわずか数十cmの薄い堆積物と言われている。  
      コペルニクスの山頂から眺めると約110kmまで見えます。
      ずいぶん昔、計算したことがありますが、月面上は地球のような大気がないのでいつも
      よく見える。
      月の半径 1738km   コペルニクスの高さ 3502m  として算出 
月面については、未だ科学的に解明されていないものも多い。
 ・ 発光現象を見たという記録もあるようだ。
 ・ 不思議な地形が遺されている。
 ・ 地球の火山活動や地震とも関係があるのではないだろうか。
 ・ 月の起源についてもさまざまな意見がある。
 ・ 表と裏の表情が異なる。 裏側はクレーターが多く、表(地球側)のような海はない。 
月にかかわることなど
 ・ 古代から信仰の対象ともなったが、そこから人生観や世界観が生まれたこともあるのではないだろうか。
 ・ 宇宙観測基地の建設 (大気がほとんど無いので常に観測が出来る)
 ・ 太陽のエネルギーを電磁波などに変換して地球へ送ることは出来ないだろうか。
 ・ 宇宙船のような居住空間の建設。
まだまだ謎の多い天体であるが、人間の欲望だけを拡大していくことは、神が許してくれないだろう。