「 ミニモーターの工作 」 と 治具      
 
 
  A 長方形に切り取った厚紙にエナメル線を通して固定(セロテープなどで固定する)する。

  B 導線を巻きコイルにするための枠。(4回巻きにしたが3回でも作動する、コイルは厚紙にセロテープで固定)

  C 厚紙に固定したコイルの両端が回転軸となるが、左側は軸受けと接する部分のエナメルを全面剥がし、
    他方(右側)はコイルが磁石に近づいた時だけ電流が流れるように片面をヤスリがけする。

  D ミニモーター  軸受けはクリップ(ゼムピン) 台(ベニヤ板に軸受けをガムテープで固定する)
              磁石はフェライト磁石1個

 
 夏休みなどに小学生達がミニモーターを作っているのを見かけたことがある。
理科の教科書にも掲載されているが、実際に作りかけるとかなり困っている子供達もいたので簡単に工作する手だてはないかと考えたのが上の写真にあるような治具である。
 特に工夫した点は
・軸両端の固定は、確実に固定位置を決めるために厚紙に穴を開けて通す。 
・コイル状に巻き付けるのに4本の釘(頭を切る)を使い、厚紙の形に巻けるようにした。
・コイルの両端が回転軸になるが、一方の片面を確実に削りエナメルを剥がすために、
 コイルを厚紙ごと板の隙間に入れて、削る面を固定して、ヤスリがけする。
  サンドペーパーも可。
 写真Cに示すように加工後導通テストができるようにLEDを使用した。
・写真Dは完成したものであるが、DC.3Vで可動した。
 磁石はフェライト磁石を使用している。