木彫 『弥勒菩薩像』 」       
 

 
  庭に33年間植えていた『イチョウの木』が大きくなりすぎて伐採したのですが、廃棄処  分するには申し訳ない気がしてなりませんでしたので弥勒菩薩像を彫ってみました。
 地球上の同じ生命体としてともに身近で生きてきた仲間のように感じます。
  正式に木彫など学んだことはありませんが、写真を頼りに彫ったものです。
 目が疲れやすくなっているので短作業でかなりの日数がかかりました。

 弥勒菩薩は、56億7千万年後に下界に降りてきて人々を救うべく、現在は浄土で修行していると言われています。
 この像は、京都広隆寺の弥勒菩薩像写真を観ながら彫ったものです。

 未熟ですが、『イチョウの木』に感謝しながら懸命に彫ったものです。
 台座もすべてイチョウの木を使っています。


 戯言
  人類は未だに弱肉強食のような戦争を続けているが、なぜ己(国)が主張を通すために
 殺し合わなければならないのだろうか。
 地球上の生命体で最大の資源、エネルギー、空間を費やしているのは人である。
  優れた知能も有している。
 しかし、今後高齢化社会が急速に訪れることを考えると老人とそれを負担する若者の主  張がどのようになって行くのかも不安である。
  姥捨て山の歴史もあるが、形が異なってもこのような形にならないことを祈念する。
 これから育つ子供たちには、人が地球上の生命体と共に生きる心も育んで欲しい。
  人は多くの生命体に支えられて生きている。
 道徳ではないが、『人として正しく生きる心』を育む教育も必要ではないだろうか。
  子供たちには自分の世界だけで無く、地球上で懸命に生きる生命体と共に広く大きな  愛に繋がる心を育んで欲しい。