『 な ぎ 』    マキ科
     Podocarpus nagi (Thunbu.) Zoll. et Moritz.
     
     
                   
 厚さ5mmのアクリル板で葉の両端を挟み重さ6.3sの石をぶら下げている。
 葉の力強さには驚いた。
同じ方法で重さ10.7kgのブロックを下げてみたがこれも見事につりさげることができた。
 実に強力な葉である。
  

  葉をアクリル板で挟んだ 様子。
  葉の裏側が当たる部分には両面テープを一部に貼って滑り止めにした。
 両面に貼ったほうがよいと思ったが、片面でも持ちこたえることができた。

    常緑高木で,樹高は15m〜20m位までに達すると言われている。
  葉は対生し、長楕円状皮針形。  これだけ広い葉でありながら針葉樹であるから、きっと古い姿を残しているのではないだろうか。
  両面とも無毛で全縁。  葉脈は平行脈で中央脈は見られない。花期は5月から6月。  本州西部、四国、九州に分布する。
   上の写真は、5ヶ月前に枝切りをして神前に供えていたものだがこのように元気な姿を見せてくれている。
  まだまだ生きながらえそうですごい生命力に感心している。   
   
    右側の写真は葉が大変丈夫なので張力テストをしたものである。  
   秤があれば最大どれくらいまでいくかテストしたかったが、今回はこの程度しかできなかった。
   それにしても小さな1枚の葉でこれほど力強いのは、珍しいと思う。   指先でつまんで引きちぎれる人は殆ど居ないのではないだろうか。