「 音色の観察 」       

スピーカの可動部分(ムービングコイルの上)にオプティカルファイバーを取り付け音声電流によって振動させる
  発光ダイオードによって光るオプティカルファイバーの先端部を手動の鏡に映して観察する。                                             
発光ダイオードによって光り振動するオプティカルファイバーの先端部を回転鏡に映して観察する

 
        音の3要素の一つである音色を観察する。
 小中学校の理科教材から音色に関する部分が消えて久しくなると思いますが、日常生活においても最も重要な音色の部分が抜けていることは誠に残念です。
 同じ高さ、同じ強さで「あ」と「い」の区別が何故できるのかが理解できないのです。
言葉は音色によって判断しているものであり、この基本的な事柄についてはぜひ学習に取り上げて欲しいですね。
 多分観察しにくいことにあるのではないかと思いますが、上図のような装置を使えば簡単に観察できます。
 オプティカルファイバーに発光ダイオードの光を入れてスピーカで振動させます。
 そしてオプティカルファイバー先端部の振動のようすを鏡でずらして残像現象を観察するものです。
 オシロスコープでは音が画像に変化していく過程が理解できないと思いますが、この装置を使えば理解できるのではないでしょうか。
 理科離れの実態が問題視されていますが、小中学生の感覚で理解できる実験観察を通して科学への夢を育みたいですね。
 音の教材についてこのような実験観察を付加し展開していけばそこから様々な領域へ創造発展できるのではないでしょうか。