「 ネジバナ 」   ラン科 ネジバナ属
道ばたで普通に見られる姿
 花のねじれですぐに見つけられる
ねじれた花をよく観るとなんとなくラン科の花らしいふんいきだ

 
 草むらなどで見かけるとよく目立つのですぐに見つけられるが、小さくても何かひきつけるものをもっている。  高さ10〜40cmぐらい。  
 基部に数枚の葉をつけている。  
 花は淡紅色で螺旋状にねじれ細い穂となっている。
  左巻きと右巻きがある。
 別名モジズリとも言われているが、古語「忍摺り」から来ているらしい。
 シノブの葉や茎を布地にすりつけて染めたときの模様からとらえられているようだ。
 ネジバナは花穂がねじれて見えるのでそこから名付けられたのだろう。

     百人一首から

       陸奥(みちのく)の しのぶもじずり誰ゆえに
         乱れそめにし われならなくに    河原左大臣

   昔の人は、本当に自然と深いつながりをもっていたと思う。
   今、ネジバナを雑草としか見ない人たちにもう一度日本人らしい心を!