「 ルリセンチコガネ 」    センチコガネ科    Gotruprs auratus 
        
  
  近くの裏山で見かけた『ルリセンチコガネ』
 南方熊楠も糞虫の仲間をたくさん採集しているが、この「ルリセンチコガネ」は美しい。
 生息環境によって体色に変化があるようだが、当地方のものは全身瑠璃色に光って見事である。
 分布は広く紀伊半島に多く見られるが、南下するほど多くなっているようだ。
 大型哺乳類が生息している森が多いからだろうと言われている。
  特に、最近では鹿、イノシシ、アナグマ、狸など増えてきているようで適応しやすい環境ができているのであろう。
  六本の足は熊手のように鋭く外向きについているが、これで糞の中のものをより分けているらしい。
 写真下部に見えるのが糞であるが、鹿の糞ではないだろうか。