「 サネカズラ」  マツブサ科

     
2002.12.
 常緑の蔓性木本で葉はやや硬質だが光沢がある。
三重県南部地方では晩秋から冬にかけて赤色の果実をつける。
木枯らしが吹き、冬を迎える時期に山道を歩いているとこの赤い果実が一際輝き、山肌に活力を感じさせてくれる。
「実葛」は、果実の時に美しく目立つからだと言われている。
「美男葛」とも言われているが、枝の皮の粘汁を水に浸出させてその液で頭髪を整えたかららしい。 
「サナカズラ」とも言われるがこれは「なめり葛」(滑ナメ)からきているようだ。
果実は薬用になる。