「センニンソウ」        キンポウゲ科 センニンソウ属

 野山の道ばたなどでよく見かける草花だが、白いがく片が白い花のように遠くからでもよく目立つ。
果実は白く長い毛をもっている。     写真右下
 世俗を離れて山中で霞を喰って生きると言われた「仙人」。 この仙人の白髪の頭がよく似ているところから名付けられたのだろう。
花びらはないが、十字の形の花びらのように見える部分は「がく」である。
小葉は3〜7枚集まって1葉になっている。
右下の写真は果実ができて白髪をつけたような状態になっているものだが、確かに仙人の頭部を想像できそうである。
花期は、8月〜9月。
北海道南部から沖縄まで分布する蔓性の多年草。
根は生薬として利用されるが、葉や茎の汁が肌につくとかぶれることがあり有毒植物。 注意