坂道を「 ステップするしくみ 」


 先日、TVを見ていたらプラハの木工芸品が紹介され、いろいろなもののなかに坂道をステップしながら降りてくる「テントウムシ」のオモチャを見つけた。
 重心をうまく利用しているオモチャだと感心した。
 画面で見ただけなので詳しい仕組みはわからなかったが、試行錯誤しながらなんとか作動する仕組みを設計することができた。
 特に分かりにくかったのは、動く部分、脚の設計図、重心の位置、支点の移動などだったが、しくみを変えながら実験して写真(左)にあるようなしくみを完成することができた。
 前脚は固定して、後脚のみ軸を中心にして動く。
 後部のバランスウェイトは、前後に移動可能で重心の位置を調整する。
 輪ゴムで仮止めをしているが、うまく作動すれば接着剤で固定する。  
ステップする仕組みが完成した後は、右写真にあるように適当なものを取り付けて子供たちが興味関心をひくようにした。  
勿論、子供たちの発想など夢を生かせる場でもある。
 後部のバランスウェイトは子供たちが重心移動を思考し、体験する場でもある。 実験を繰り返しながら重心を移動することには、結構微妙な調整が必要である。 (勾配によっても位置が異なる)
 部品図など詳しい資料も用意しているが、ページの容量を小さくするために省略している