「 Solar cooker 」 の製作
・放物面鏡
直径60cmパラボラ
基盤の5mm合板は塗装した鉄パイプで
補強し、手提げハンドル近くに取り付けた脚で 放物面鏡の傾斜を変えられる。
・太陽投影ファインダー
上部のホールから差し込んだ太陽光が
スクリーン円形内に入るようにすると
放物面鏡は太陽の方向に向く。
肉眼で直接見なくてもよいように考えた。
・クッカー
ステンレス製で外部には黒色耐熱塗装を
施した。
支持具から取り外したり、固定が可能である。
木製のふたをして温度計をセットしている。
・クッカー支持具
本体から取り外し可能で縦、横のパイプも
分解できる。 クッカーは自在支持
・手提げハンドル
移動する場合は、 支持部、クッカーを
取り外して背面に固定して運搬する。
2009.7.23.は、空全体に薄い雲があり、太陽は時々雲に隠れることもあったが、梅雨の最中なので仕方なくテストを試みた。
クッカーに入れた水200ccが20分間で沸騰を始めたので試作にしては効率がよいのではないかと考えている。
・放物面鏡の製作
厚さ5mmの合板を基盤としてその上に放物線状にかたどった3mm合板(下枠)を16枚 たてて下図のように配置した。
放物線は、 y=x
2
/4f をExcelで描き合板を切り抜いた。
f は焦点距離
下枠上には、右写真のように厚紙を貼りその上に0.1tのステンレス板を貼り付けた。
裏面は、鉄パイプ(イレクター)を十字に組み傾斜用脚を取り付けた。
ステンレス板が少し不足だったのでつぎはぎになってしまった部分がある。
・200cc水の煮沸テスト
上記ソーラークッカーテストの通りであるが、天候から考えてその割には効率がよかったと思う。
セットして20分後沸騰している状態。
ふたを取ると温度が下がり、沸騰を持続できなかった。
・炊飯テスト
2009.7.25. 晴れ時々曇り
炊飯テストを行う。
炊飯時刻 10:27〜11:02
クッカーをセットして35分間炊飯を行ったが時々太陽が
雲間に隠れることもあった。
焦点近くで加熱部が狭くなっていたためか、焦げた部分もあった。
米の量は120cc