懐かしい「マグネティックスピーカ 」






                                              

 戦後間もない頃、初めてラジオを組み立てたことがあります。 その当時は部品を手に入れるのが大変困難でした。  そこでアメリカ駐留軍の小型携帯ラジオ(携帯とは言ってもミニチュアの真空管を使っていたのでかなり大きく重いものだった)を分解して活用したことがあります。 スピーカーの機能を理解した原点でした。 その時使った小型のマグネティックスピーカーが『我楽多箱』からでてきたので大変懐かしく思い実験してみました。  50余年近く経過していますがコーンを貼り変えて音声電流を流すと立派に音声を再生してくれます。 昔はこれを使って3球式や4球式のラジオを組み立てアメリカ軍のジャズ放送などよく聞いたものです。 コイルを巻きなおしたり、コーンを張り替えて使ったものです。 真空管も今では知る人も少ないのではないかと思いますが、12F,6ZP1,6C6.6D6などの真空管も懐かしいですね。やがてダイナミックスピーカやクリスタルスピーカなどが出てきましたが、マグネティックスピーカの音は懐かしいものです。
電気エネルギーを如何に音のエネルギーに変換するか考え、思考検証する教材としても使えるのではないでしょうか?