寒天に集く 「 す ば る 」
冬の訪れと共に人目を引く天体です。 日本では、清少納言が「枕草子の中で「星はすばる、ひこぼし、明星、夕つつ。よばいぼしをだになからましば・・・・・」とこの星たちを筆頭にあげています。 3000年も昔のギリシャ時代にも記録が残っているそうです。 世界中の多くの人たちが農耕の季節や暦を作る手がかりとしてきたのでしょう。 「すばる」は日本語で「結ぶ」とか「集うようす」などを意味するそうです。 地方によっては「羽子板星」とか「六連星」などとよばれ親しまれています。
中国では「昴宿」と呼びこの星団が夜中に真南に来る時を冬至と決めたそうです。 肉眼では6個か7個ぐらい見えますが、140個ぐらいの天体の集団と言われています。 蒼白く輝く若い星たちが集いエネルギーを発散しているようすが見えます。
おうし座の散開星団
光度 1,4等
視直径 120'
距離 410光年