木彫 「 すいせん
」
水仙については、2011年3月にNo.129『水仙』で
掲載していますが、今年は庭の水仙が数カ所大変美しく開花しました。
卓上に飾って近くで見ているうちに彫りたくなり木彫に挑んでみました。
尾鷲市の熊野古道センター『夢古道』で頂いたヒノキの端材を素材にしています。
水仙は、中国の古い時代に、水辺に咲く気品のある花を水辺の仙人にたとえたと言われています。
原産地は中近東か地中海沿岸と言われていますが日本では暖地の海岸などにも野生化しています。
白い花びらが6枚、中央の黄色い筒は副花冠ですが、副花冠を金の盃、花びらを銀の台とたとえられてます 机の上などで近づいてみると本当に美しさを感じるものです。
大変強いらしく切り花にして花瓶に挿しても長い期間枯れずに美しい姿を見せてくれます。
以前に記したように母が生前持ってきて庭に植えたものですが、母を偲びながら楽しく彫刻刀で作業することができました。