改良実験を試みた
「 竹とんぼ 」
竹とんぼの翼の材料
A竹材 B紙 Cアクリル板と木材 D竹と木材
翼の形のいろいろ
昔、「竹とんぼ」でよく遊んだ経験があります。
どのようにすればよく飛ぶのか子供ながらにそれぞれ真剣に考えたものです。
そんなことを想い出しながら、今の子供たちがどのような反応を示すのか考えて作ってみました。
飛ばすには軽い方がよいのですが、軽くすると回転力が落ちてきます。
そこらのバランスを考えていろいろ工夫してみました。
まず翼材ですが、紙、竹、アクリル板、木材などの組み合わせを考えて製作しています。
紙はランプシェードの使われる素材を使いましたが、これは水で濡らすと柔らかくなり、乾くと硬くなる性質を利用できました。
ただし軽すぎるので翼端に鉛版を付けています。
アクリル板は加工に大変便利な素材です。
竹材は便利ですが、竹とんぼの機能から考えて、軸に近い中心部では「迎え角」を45度ぐらいにしたいし、翼端では小さい角度としたいため軸を 通す部分は木材を使ってその切り込みに翼を挟むことにしました。
すると翼のひねりを小さくすることが可能になり、中央部ではいくらでも角度を大きくできる利点があります。
竹のひねりには、角度を固定して加熱できるよう治具を作っています。
最終的に完成したのは、D型ですが翼長が165mm、軸長が210mm、翼幅は最も広い部分で29mmです。 中央部の迎え角45度