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『 テイカカズラ 』 キョウチクトウ科
Trachelospermum asiatium(Sieb.et Zcc.)Nakai
紀北町では、初夏に山肌などでよく見かけるテイカカズラの花である。
白い花が樹木をおうように咲いているが、近くで見ると右写真のように花びらが少しねじれて咲いている。
つぼみもねじれている。
5弁花のように見えるが基部がつながっている合弁花である。
花びらが卍型になっているのも特徴的である。 花の基部におしべ6本とめしべが入っている。
金春禅竹の謡曲「定家」によって”定家葛”の名前が出たと言われている。
藤原定家が恋した式子内親王の墓石にまとわりつく葛は定家の執念でそこからとも言われている。
しかし、史実は異なり恋愛感情は芽生えていないようである。
茎は付着根(気根)を出して他の木や岩に絡みつきよじ登っていく。
本州、四国、九州に分布。
花期は5月〜7月
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