『 テンダイウヤク 』      クスノキ科 クロモジ属
                                                                         雄花
  「テンダイウヤク」  クスノキ科 LAURACEAE   クロモジ属  Lindera  .
       中国原産と言われている。
 日本には享保年間(1716〜36)に渡来し暖地に野生化している。
  静岡以西、九州あたりまで分布しているようである。
 葉は単葉全縁であり、3本の主脈がよく目立っている。   他の樹木の葉とはかなり異なるので大変分かりやすい。 
  表面は緑、裏面は白色に近い。  果実は秋に熟し黒色楕円形である。
  根は香気があり、烏薬と言われ健胃剤である。  主成分はリンデラン、リンデレン、リンデレラ酸。 常緑低木。
   中国の天台山にある烏薬という意味で命名されたようである。   漢名は烏薬。
 徐福が秦の始皇帝の命を受けて不老長寿の薬を探しに日本に来て、テンダイウヤクを見つけたとも言われている。
 テンダイウヤク → 天台烏薬
 
  何となく漢方薬の気が漂うような感じがするが、わたしだけだろうか?