「
アクリルによる転写
」 気孔の観察
「アクリル1・2ジクロロエタン溶液」と転写するために貼り付けた「アシタバ」
アシタバの気孔
マユミの気孔
モッコクの気孔
ものの表面を顕微鏡観察するためのミクロ転写
理科の教材で気孔観察が取り扱われていると思うが、理科の時間数が減るなどで実験観察が大変難しい状況になっているのではないだろうか。
そこで昔実践していたこの方法をとりあげることにした。
転写に用意するもの
・ 1・2ジクロロエタン ・ アクリル(小さいかけらでよい)
・ 溶液を保存する小瓶 ・ アクリル板(スライドグラス)
準備
1・2ジクロロエタン液にアクリルの小片を溶かす。
少し粘りがあるくらいが最適
写真にあるような小瓶に保存すれば使いやすい。
転写するもの ここでは気孔を観察するために葉の小片を準備
転写
アクリル板(スライドグラス)にアクリル1・2ジクロロエタン溶液を1滴
落としてその上に葉の裏側が接するように貼り付ける。
しばらく乾かしてからはぎ取る。 裏面から乾き具合が観察できる。
極めて簡単に、短時間で気孔プレパラートの準備ができるので便利だと思う。