「 マツバウンラン 」

Linaria canadensis   ゴマノハグサ科ウンラン属



 
  茎先に総状の花が開き、青紫色の小さな花が美しい。
 花径は1cmぐらいだが群生しているのでよく目立つ。
 おしべ4本、めしべ1本 。
 葉は線状で尖っており、海辺に咲くウンランから松葉海蘭の名前がついたものと思われる。
 花期は 4月〜5月。
 原産地は北アメリカの帰化植物である。

 戯言
 最近、自然環境の変化が激しく感じられる。
 ここ20年間ぐらいの間でも当地で見られる動植物群の変化が著しい。
 荒れ地に群生していた「セイタカアワダチソウ」も矮星化したように見られたが数年で姿を消してしまった。
 浜辺に群生していた「ハマヒルガオ」や「ハマウド」もほとんど姿を消してしまった。
 「ホマゴウ」だけは強く生き続けている。
 磯に生息している動植物にも生態系の変化がみられるようだ。
 「マツバウンラン」は今年になって急に増えてきたようだ。