「 ヤジロベー(balance toy)
」をつくる
小学校の親子教室でヤジロベーを作ることになり、左上の写真にあるようなものを作ることにしました。
参加した小学生は低学年であまり時間もとれないようでしたから部品組み立て、型紙切り抜き、クレヨンで塗りつけなど簡単な作業にしました。
しかし、少しでもバランスのおもしろさを考えてもらおうと左下、右側の写真のようなモデルを提示しました。
関心をもって、自分で考え,創り出していこうとする心が少しでも芽生えないかと期待したのですが?
ヤジロベーについて
最初作られたのはアジアのどこかだろうと言われています。 それがヨーロッパに伝わり日本へ渡ってきたようです。
江戸時代初期に日本へ来た頃は違った名前も付けられたようですが、ヤジロベーになってからこの名前で広がり現在に至っています。
インターネットでもたくさん出ています。 ドイツのは1つで数千円で販売されていますが、さすが高級です。
ヤジロベーを考える
ヤジロベーを作る場合のポイントは、「重心」と「支点」の位置です。
支点は重心の真上に来るように形を考えますが、この重心と支点間の距離によっても微妙な動きを作り出すことができます。
また、支点と全体の形からバランスの意外性が表現できれば成功です。 なんでだろ?・・・・・
こんなものがどうしてこの1点で支えられるのか、疑問が出るような形、動きができれば成功です。
勿論、2点で支えたり球面、直線で支えることも面白いですね。
演示実験用としては、斜面を二足歩行して降りてくる「ロボクン」も作ってみました。
この機会にヤジロベーに関心をもっていろんなアイデアが生まれ、創り出されてくることを期待しています。