グリーンボランティア

• 数十年前、間伐など人の手が入ることを前提に植林された木が（植林間隔が狭い。1.5M)、その後の世情の変化（外材の輸入、林業人口の減少等々）により、現在、放置されたままの森が増えている。このままの状態が続くと樹間密度が増し、根元には光が届かず真っ暗な状態になって、ちょっとした雨風で総倒れになってしまう。樹間密度が限界に達すると、間伐しても山は元に返らない場合が多く、完伐した方が良い場合もある。山が弱くなっている。手後れになる前に間伐をしなければならない。
  

• 初めて木を切った。木の倒れる方向にノコギリで切り、ナタで「受け口」を作る。反対側の「受け口」より少し高い位置からノコギリで「追口」を入れる。完全に切りこまないうちに自重とロープで木は傾く。樹間密度が高いため、必ず「掛かり木」になる。木の下部を押したり、持ち上げたり、ロープを使ったりしながらやっとのことで、地上に木を倒す。杉は柔らかく一気に切れてしまうが、桧は固く重かった。
  
• ナタは伐採した木の枝打ちなどに使用したが、ナタは始め振り回していたが、終了時やっと慣れてきた。掛かり木になった時、ロープを使用する。ロープを幹の上部に掛ける必要があるが、ロープを上部に掛けるのが難しかった。結局この技は習得出来なかった。ロープとノコギリは今一つマスターできなかった。作業効率などを考えれば、実作業ではチェンソーが使用されると思われるが使用には資格（安全衛生）が必要とのこと。
  

• 間伐の手順は間伐対象の植林帯の切るべき木の選定を行う。対象地域の上部に登り、等高線状に伐採を行い下部へ進める。まず、「下草刈り」を行う。伐採を行う場合は常に上部に注意する。近くの数箇所で同時に伐採を行う場合は逃げ場所を確保しておく。逃げやすい方に木も倒れる（木の倒れる方向に人も逃げる）。木の倒れる方向は、木の形状、風などの影響により思っている方向に倒れない場合が多い。切り落した時、木が倒れた時、「はねる」場合があり注意する。山側に倒すのが原則。ロープを補助的に使って倒す。
  

• 近畿２府４県の発表。ボランティアには色々な団体があり、早くからボランティアの活動を始めたにも関らず、必ずしも足並みが揃っていない府県もある。兵庫県は震災直後にボランティアが発足し、模範的な組織活動を行っている。ＨＰを記しておきます。
  
  ひょうご森の倶楽部
  
  
• 県・財団はボランティア団体と地権者の仲介者になり、県や財団から独立したボランティア団体の育成することを目指しているようだ。いずれにしても、間伐するリーダーの育成が急務のようである。リーダーの育成のためには、現在イベントを行うことで人集めをしてる。「交通の便」や「山地の傾斜」などを考慮した、土地の選定を行い、イベントを行うための地域を増やす必要がある。持ち主が気持ち良く提供してれる場合と、都会の人に提供することに懐疑的な人もいる。「エゴからエコへ」を合言葉に間伐隊の育成を行い、金の取れる者〜初心者とレベルつけを行っている団体もある。

• 月日	時間	日程
  １１/１２（金)	１３：００-１３：３０	受付 関町林業総合センター
  	１３：３０-１４：００	開講式・オリエンテーション
  	１４：００-１５：００	講義１「地球温暖化防止と森林・林業について」
  	１５：００-１６：００	講義２「間伐の実施と安全作業について」
  	１６：００-１７：００	宿舎（関ロッジ）ヘ移動
  	１７：００-１８：００	入浴等
  	１８：００-２０：００	夕食・交流会 関ロッジ
  １１/１３（土)	０７：００-０８：００	朝会等
  	０８：３０-０９：００	名阪森林パークヘ移動
  	０９：００-１１：５０	フィールドワーク「間伐・枝払い」
  	１１：５０-１２：１５	昼食等（休憩）
  	１２：１５-１３：００	観音山公園へ移動
  	１３：００-１３：３０	フィールドワーク「関町植樹祭参加と観音山の自然額察」
  	１３：３０-１５：３０	宿舎「関ロッジ」ヘ移動
  	１５：３０-１６：００	意見交換会
  	１６：００-１７：３０	「我が県のボランテイア活動の現状」
  	１７：３０-２０：００	入浴・タ食
  	１８：３０-２１：００	コンサート鑑賞
  １１/１４（日)	０７：００-０８：３０	朝食等
  	０８：３０-１０：００	旧東海道「関宿」散策
  	１０：００-１２：００	個人別発表，意見交換等
  	１２：００-１３：３０	閉講式・昼食・解散