ニュージーランド93

ニュージーランド北島
ニュージーランド北島

【日 時】1993年12月〜1994年1月
【期 間】10日
【地 域】ニュージーランド
【ルート】 成田→シンガポール→クライストチャーチ→オークランド==ロトルア==ルアペフ山
==ウエリントン==エグモント山麓==ワイトモケープ==ベイ・オブ・アイランド==
レインガ岬==カウリの木==オークランド→クライストチャーチ→シンガポール→成田
【メンバー 】二人

【ニュージーランドへ】
会社が海外で契約している保養施設(サザンパシフィッククラブ)を利用しての旅行である。成田からシンガポールまで6時間程であったが、トランジットで4時間程待たさせた。夕刻シンガポールを発ち、オーストラリア大陸を横切り、南島のクライストチャーチに着いた。空港に着くと検疫官のような人が入ってきて、機内に噴霧器のようなものを撒きはじめた。オークランドまでは窓から眺めたマウントクックや、南島と北島の海峡の南島側にある砂嘴が印象に残っている。
【オークランド・ロトルア】
空港でレンタカーを借り、オークランド市街を目指す。オークランドはニュージーランド一番の都市である。宿泊場所は港湾の近くの街の中心部にあった。中心部と言っても人通りは少なく、閑散としていた。本屋に入り、道路マップを探す。近くのシーフードショップで食事を摂る。 オークランドから南に下りロトルアに着く。リフトでロトルアを一望できる山に登る。帰りにポシェットがないことに気付く。親切な人がリフトの係員に届けてくれ事無きを得る。間欠泉やキウイを見学する。トラべロッジに宿泊する。近畿日本ツーリストの客も一緒であった。体調が悪くフロントに「下痢ぎみなので何か薬を売っている店はないか」とジェスチャーで尋ねる。近くの薬剤店を紹介してくれたがこの時、「下痢」→「ダイアリーナ」と発音することを知る。
羊
【ロトルアからウエリントンへ】
ロトルアからウエリントンへの途中
特異な山容のルアペフ山。大きな山塊で九州の久住山のような印象がある。最近噴火したようだが現在はどのような状態であろうか。道路端には色々な花が咲いている。花の種類が多い。黄色い花が印象的であった。牧場が続く。羊が人口より多い国である。車を停めて家内が外に出て羊の群れに手を振る。群れが一瞬振り返り、ジィーとこちらを見る。数秒後、羊の群れは一斉に逃げ出す。タウポでは圧倒的な水量のフカ滝を見物。雨が降り出す。
【ウエリントン】
ウエリントン。南島へのフェリーは2〜3日毎で昨日出たばかりであった。渡航を諦め、引き返す。鉄道の中央駅で、サンドイッチを買う。博物館をまわる。展望の利くところまで車を走らせる。雨で風が強く寂しい街との印象を持ってしまった。
【エグモント山】
エグモント山の麓、スタットフォードで宿をとる。紹介してくれた近くの食堂は中華料理店であった。いままでの調味料を一切使わない食事に比べれば格段に美味しかった。春巻きをそのまま「spring roll」ということを知る。翌朝、登山口に行くが風が強く、危険のため登山禁止との看板が出ていた。雲が早く流れ、諦めざるをえなかった。
【ワイトモケープ】
ワイトモケープの土ホタル。洞穴の中を船に乗って案内される。照明のない暗闇の中で、案内者は辺りに張りめくらされたワイヤーのようなものを手で引き寄せて船を誘導する。近くのサザンパシフィッククラブで宿泊する。調味料を一切使わない食事は非常に不味く感じられる。考え様によっては調味料をふんだんに使用する我々の食生活が異常なのかもしれない。
【ベイ・オブ・アイランド】
ベイ・オブ・アイランド。パイヒアから船でのワンデイクルーズに参加。船の周りにイルカがよってくる。WSFをレンタルするが、古いボードで非常に重い。レールライドやダックジャイブを試みるが、兎に角、重いので早々に切り上げる。近くの宿は何れも満員で少し離れたところのB&Bに宿泊する。大晦日から正月にかけての大騒ぎは万国共通のようだ。朝、B&Bの少し怪しげなお兄さんが「昨日は遅くまで騒いでいましたが、良く眠れましたか?」と言うようなことをきかれたが。「No problem. happy new year!」と答えると喜んでくれた。
レインガ岬
レインガ岬
【レインガ岬】
レインガ岬は北島の北端にある岬で、少し南の西側は90マイルも車で走れる固い砂浜である。石川県羽咋市の千里浜が100KM以上続くと考えれば良い。先に岬見学を済ませ、少し戻り砂浜の入口を見つける。砂浜を走らせ、波に突っ込んだりしていると鋭利な石を踏んでしまったようでパンクしてしまった。近くのスタンドでパンク修理をお願いする。
【カウリの木】
カウリの木。一番大きなカウリの木はまだまだ成長していくのではと思えた。屋久島のようなシワシワの襞はなく垂直に伸びている。中身もしっかり詰っているように見えた。ずん胴で一定の太さで伸びていくので、マウイの人達の船造りに使われた。濫伐され少なくなってしまった。
【帰国】
今回の旅は北島のみであった。次回は南島を訪ねてみたい。ニュージーランドは人が少ないせいか、なんとなく寂しい国という印象を持ったが、親切な人達ばかりであった。人と人とは元来こういう親切さを持っているものではないだろうか。

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